孤独 経営理念 リデザイン 最適化 事業 相談

事業の理念を確立していきたいのですが、どこから始めれば良いのでしょうか?

ご相談内容

会社設立して8年経過しました。起業当初よりは事業領域を拡大したり、大口の顧客も増えたりで、売上は順調に伸ばしているのですが、今後の会社の方向性、ビジョン、取り組むべき事業のことを考えると、はっきりしていない自分がいまして、日々もやもやとして過ごしています。これまでいくつか事業を立ち上げてきて、順調に顧客、売上が増えているものもあれば、頓挫したものもあるという状況です。その中でもこれを行えば売上は伸びるだろなとある程度予測はできるのですが、どこを軸にして良いのかがいまいち定まっていません。これからの会社の「経営理念」を考え、見つめ直して今後の方向性を定める機会にしたいと思っていますが、その前に、経営者である自分自身がどんなことをやりたいのか、どうありたいのか、何に価値を置いて何を大事にしていきたいのか、が曖昧な状況であると感じています

いくつか興味があること、やってみたいことはありますが、会社の状況(現状のリソース、体制、資金)を考えてどのような優先順位でどのようなことをやるべきか、整理したり、経営者の内から「情熱」が湧き出るようなことを見つけるにはどうしたらいいか、知りたいのでご相談いたしました。

小売事業経営 K

孤独 経営理念 リデザイン 最適化 事業 相談

一緒にリデザインしてみましょう

これからの会社のビジョン、「経営理念」を明確にされていきたいとのこですね。
結論から言いますと、様々な視点からの問いを立てることで、やりたいこと、目指すところ、情熱が浮き彫りになってまいります。
突然雷に打たれたように、使命感が降ってくるというよりは、これはやりたくない、こうしたほうがいい、だったらこれだなというように、やりたく無いことを考えるだけでも、やりたいことははっきりしてきます。

「経営理念」という名のテンプレート

「経営理念」と聞くと、すごく堅苦しい文言だったり、テンプレートをコピーしたような、”我々はお客様を第一に考えます!””新しい価値を想像します!””健全な事業活動を通じて豊かさを創出します!”というのを見かけたります。

従業員から、うちの会社の経営理念の意味ってなんですか?なんて聞かれた日には、とにかくお客様を第一に考えて行動すること。新しい価値を世の中に提供すること。と言いながら、逆の行動しちゃってる経営者の方も多かったりなんかしますね。。そうなると聞いた従業員は言葉の意味はわからないし、行動でもわかんないし、結局理念は浸透しません。

会社経営には経営理念が必要だ!従業員と経営者の気持ちを一つにするには経営理念が必要なんだ!と鼻息荒くおっしゃる方もいます。もちろん経営理念は大事ですし、必要です。ただ、テンプレートコピーの経営理念ははっきり言って必要ありません。用紙代や額縁代が無駄になるので、コピーであればすぐに破棄してしまってください。本当に必要なのは、内面から湧き出てきた経営理念のみだからです。

では内面から湧き出る理念って何?そんな急に うおーーーって出てくるの?となりますよね。

もちろん啓示がきたみたいに、一瞬でパッとひらめいて、スタッフ全員に浸透すれば嬉しいのですが、そうではないので、ご自身もご相談をされいてることでしょう。ではどこから考えていけば良いのかを見てみましょう。

経営理念の掘り出し方

まずは”なぜ?”を事業に対して投げかけてみます。

なぜこの事業を始めたのだろう?お金が儲かるから?生活のため?好きだったから?前職でも経験してたから?

わかった答えが出た。 お金が儲かるから  これが経営理念だ!とはなりませんよね。

お金が儲かるというのは、あくまで手段です。なぜお金をもうける必要があったのか?何か好きなことをしたかったからお金が必要だと感じたのではないか?

なぜ自分はそれをやりたいのか、なぜ自分でなければいけないのか、なぜ今なのか、本当にやる必要があるのか、ここでやらなければならいのか。などの問いを丁寧にツッコミを入れていくことでより明確化してきます。

K様は小売業をされているとのことですが、例えばの質問として、なぜその商品を販売しているのか。
ほかのサービスでは替えがきかないのか。
なぜ御社が提供する必要があるのか。
それを提供することで世の中がどうなるのか。
業界に対する怒りは何か。
サービス対象者の不満や不安はなにか。
理想を達成した時に何を得れるのか。
などなど、頭の中がすっからかんになるまで問い(なぜ?)を続けてみてください。

理念なのか目的なのか

行動を起こすときには、何かしらフッと、これやりたいな、こういう風にしていきたいな、と漠然としたイメージが湧いてきますよね。
例えば、今後の事業を拡大していきたい。もっとこのサービスを広げていきたい。
上場したい。お金ももっと稼ぎたい。スタッフの目標を叶えたい。などなど

この感情が出たときに、たいていはこれに付随するものを理念としてしまうため、
目的と理念が混同してしまい、なんのためにやっていたのか?というのが見えなくなってしまうケースが多く見られます。

とにかく、顧客第一主義を理念に掲げる。すべてはお客様のため。とよくみる理念のようなものがありますが、これは理念ではなく目的になります。

理念というのは、なぜわざわざこれを行う必要があるのか?に答えを導き出すことです。

ですから、顧客第一主義というのは立派なのですが、それが理念となると、それに対する目的が必要になります。

何かがあって、それを実行するためには、やっぱり顧客第一主義が必要だよね。となれば理由、なぜならばの解になりますが、とにかく顧客第一主義なんだといわれても。なぜ??と自分自身でも感じてしまいますし、周りのスタッフも理解できていないため、行動に反映していかないという状況に陥ってしまいます。
自分自身も理由がわかっていないのに、周りもわかるはずはないので当然ですよね。

なんのための新規事業展開?

K様のご相談内容にありました、新しい事業を展開される、規模を拡大されるということでの、ビジョンの設定ということでございますので、それはなぜ必要なのか?拡大するのはなぜなのだろう?
ただ単にお金を集めるだけであれば、たくさん方法があるなかで、なぜこのサービスでなければいけなのか?これまでの経験があったから?
もっと業界を変えていきたいから?
世界を変えていきたいから?
などを考えていかれると、その理念から湧き出てきたものが新しいサービスに繋がり、もっとこういう提案がユーザーに提案できるのではないかと、アイデアの源泉にもなり得ます。

逆にいえば、ここが明確になっていなければ、その時その時の思い付きの行動になってしまい、周囲からも理解されない事態にも陥ってしまいます。
決して思い付きが悪いということはございませんし、それでうまくいく場合もありますが、結局は気持ちの継続が難しくなってしまったり、コンセプトのよくわからない事業になってしまうということになるので、理念を絞り出しておくのは、何かあった時の指針になるので、重要な役割を果たしてくれます。

最後に

K様がどうお感じになられるかはわかりませんが、私個人的な考えとしては、自分の理念も成長していくのではないかと考えています。20歳の時の知識量と経験と考え方、ものの見方、30歳の時の知識量と経験、40歳の時、50歳の時、60歳の時。もちろん20歳から変わらないものもあります。それぞれの、それぞれの時によって問いも答えも違ってもきます。常にコロコロ経営理念が変わるというのではなく、その時その時、常に問いを立てるということが重要だと考えます。なんとなく面白そうではなく、なぜ新規事業を行いたいのだろう?と問いを立てることで、理念の効力が発揮されると、現時点の私は考えています。

ぜひお試しくださいませ。

それでは失礼いたします。

ご相談を終えて

今日はなぜか4時に目が覚める。チャンピオンズリーグ放送してる。

リヴァプール対ゲンク 戦

眠いけど、リヴァプール勝ってよかった😂😂

やっぱ見ちゃいますよね==

サラー マネ チェンバレン リデザイン 最適化

 

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