財務経理 ルーティーン リデザイン 最適化 事業相談 経営相談

社内の会計に関する業務委託はどこまでするのが適切なのか?

ご相談内容

会社を運営して4年目です。やっと売上も伸びてきて、仕事のボリュームも増えてきました。今まで簡単な経理周りの事務は、自分で行ったり、事務のスタッフにお願いしていました。ただスタッフも増えてきたことや、取引先が増えたことで、経理周りの仕事内容が増えてきています。事務系に資金を投じるよりは広告に投資をしたいので、しばらくは専業の社員を置かずに、経理等の業務を回したく、業務委託先を検討しています。業務委託を行うにあたり、どこまでお願いすれば良いのかを検討中です。経費精算などは多く、会計の日常業務などをどこまでしてもらえるのか。財務関係のところはどのように考えていくべきなのか?に対して困っているので、ご相談に乗っていただきたいです。システムで解決するのであれば、費用によっては導入も問題ありません。

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会社の規模の拡大により、経理などの業務を業務委託で探されたいとのことですが、単純なルーティーン作業に関しては、外部にお任せされることは問題ないです。経理業務でも様々ありますが、ダイレクトにお金に関わるもの、取引先への支払い、入出金管理、経費精算、インターネットバンキングなど、直接的な支払承認がかかるものはE様の会社内で行う必要があります。ネットバンキングにアップロードする支払いデータの作成は外部でも行ってもらえますが、最終確認と送金承認は自社で行うこととなりますので、そのあたりは実際の委託予定の取引先に確認されることをオススメいたします。

どこまで任せていいもの?

経理周りのルーティーン業務。仕訳入力、資料作成、月次資料、決算業務などは外注でも問題ありません。ただ、自社で行うのと、外部にお願いするとなると、やはりタイムラグはどうしても発生してしまいます。現状の数字をいますぐ把握したいという場合であれば、自社内で経理スタッフを雇用するもの一つの方法です。

事業の今後の計画であったり、財務系(資金をどのように扱っていくのか、借入金をどうするのか、設備投資をどうしていくのか)などは、外注でお願いするというのが難しいので、やはり自社内で行う必要があります。ですので、外部に任されるにしろ、内部で経理周りを構築されるにしろ、会社運営のキモとなる部分をいかにすぐ確認できるようにしておくのかが重要になってきます。

ここは押さえておきましょう!

簡易のエクセルでも構いませんので、日々の資金の流れ、どれぐらいに支払いが起きて、入金があるのか、給与はいつ払わないといけないのか、納税はいつなのか。仕入れ資金はどれぐらい必要なのか。といったところは、E様も把握されておいたほうが良いですし、会社運営の右腕となっている方も情報共有はされているほうが望ましいですね。

会計上利益が出ているから、運営も順調だろうと考える方が少なくはないのですが、税務署に申告する決算書の数値と、日々動いてる数字というのはまた種類が別で、税務申告の数字が良いからといって、運営がうまく回っているのかといえば一概に正しいとはいえません。

会計数値の勘違い

あくまで税理士さんが行うのは税金の納付額を算出してくださるので、その数値と運営は全くの別物なのです。

決算書を見て、今後の財務対策を考えてもらいたい  こちらの記事でも書いていますので、お時間のある場合はご参考にしてみてくださいませ)

ですから、日々の数字の流れから、今後どの様な方向に進むべきなのか、どれぐらい先に資金が必要なのか、その資金をどの様に確保していくのか、というのは早めに見ていく必要がありますので、その状況をざっくりでも良いので把握できる環境にされるのが望ましいですね。

現金はどう扱えば良い?

また現金を扱うかどうかでも大きく変わってきます。経費精算なども都度精算の場合は、小口現金が必要になりますし、会社に現金は起きたくないという場合は、コーポレートカードをスタッフに渡して管理するのも良いでしょう。その他の方法では、給与支払いの際に経費精算も振り込む、または15日、31日に精算の振込日を設定して、振込精算を行うということを行えば、直接現金精算というものはないので、会社に小口を必要はありません。

こちらも業務内容によりますが、出張が多い業種なのであれば、出張精算の仕組みを考えたり、備品系は全てネットのコーポレートカードで買ってしまう。申請、承認は責任者が行うという取り決めをもうけておけば、さほど煩雑化することもなく、運用は可能です。

E様がどの程度まで数字を管理していきたいのかにもよりますが、日々のルーティーン作業に関して言いますと、一度ルール決めさえしてしまえば、外注に出すのも、システムを導入するのも問題ないかと。ただ、そのルールの仕組みづくりはどうしても必要になってきますので、一連の大枠の流れをわかっている方が監修される方が、全体的な流れを見出すことなく、運用が可能になります。

一つの部署がよくなる様な設定をしてしまうと、別の場所で不具合が出てしまいますので、俯瞰して見た際に、この程度のイレギュラーは許容範囲だなというポイントで仕組み化を設定し、外注、もしくはシステムの導入を試みてくださいませ。

依頼する内容は?

実際にどこに依頼すれば良いのか?ということなのですが、仕訳業務から決算、月次などは税理士さんにお任せすることで解消されます。ただあまりにも規模の小さい税理士事務所様の場合、どうしても事務作業量が多いので、時間がかかったりということはあります。料金は安いかもしれませんが。 スピードをとるのであれば、中規模から大規模の税理士事務所に依頼した方が、料金はある程度かかりますが、スピード感は違ってまいります。

最後に

E様が経理業務に関してどこを求められるかで、依頼先も違ってまいりますので、その決定がまずは必要となります。

システムに関しても同様で、会社の規模によって選ばれてください。大企業様のシステムを導入しても手に余る可能性もありますし、小規模すぎても使いにくいとナルト、安くても資金の無駄遣いになってしまいますので、お金をかけるところにはしっかりお金をかけて、日々ストレスのかからない仕組み化構築をおすすめ致します。

おためしくださいませ

ご相談を終えて

あれ、、この曲なんだったけなー

って時に、ほんとおすすめのアプリ SoundHound

お店で流れてる曲を当ててくれるのはもちろん。

なんと、僕の鼻歌でも聞き取ってくれる 優れもの👍👍

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