ベンチャー 組織 リデザイン 最適化

ご相談内容

創業5年目の事業会社代表です。
部署間のリレーションが取れておらず、プロジェクト進行の障害となっていると感じております。私自身も営業活動などで直接現場で指示をする機会も少なく、ある程度裁量をスタッフに任せてはいるのですが、なかなか思ったようにコミュニケーションがとれていなかったり、プロジェクトが滞っていたりという状況もあります。かといって、私自身がどっぷり下に降りてしまうと、売上が減少する不安もあり、なかなか難しい状況と考えています。どの程度まで介入すべきかを悩んでいまして、ご相談致しました。

よろしくお願い致します。

システム系ベンチャー企業 Y

ベンチャー 組織 リデザイン 最適化

このようにリデザインしてみましょうっ!

どこまで現場の仕事を行っていけばよいのか?事業が成長すればするほど、切実な問題ですよね。

タスク管理ツールを導入しても、全員が同じように使ってくれないと意味がないですし、毎日怒りまくるのも大変。

その場合は、進行の中心になる人を最小人数で決めることをおすすめしています。最小人数だと1名で良いのでは?と考えがちなのですが、1名に全てを委ねてしまうと客観的に捉えることが難しくなる可能性もありますので、2名体制で進行のリーダーを作られてみてください。

プロジェクト管理、進行は2名の方が主に、行い、これはどう思うのか?この事案についてどうアプローチするのが良いのか?はプロジェクトメンバーに確認してみるのが望ましいです。とりあえず関係者全てを集めて、会議をするというのが一番進行の妨げになります。

それぞれのセクションで進行に対して思うところも違いますし、全てのセクションの思い通りに進むということがないからです。全員良い落とし所にという考えで進行した場合、どうしても人ですから、パワーバランスが影響したり、あの人がいうなら我慢しなきゃいけないとなってしまい、本来のプロジェクト進行とは別の方向に物事が進んでしまう場合も少なくありません。

あってる?大丈夫?

また、スッタフの特性としても、常にポジティブな意見を出す人、常にネガティブの意見を出す人と特性があります。この特性が同じ場所に同居してしまうと、せっかくの良い特性が打ち消されてしまいます。

ポジティブな意見を出す場合、良い意味では積極的、しかし逆をみると後先を考えていない

ネガティブな意見を出す場合、良い意味では慎重、逆では物事が動きづらい。

このように 動 と 静 が混同していますので、どちらもが良い面を打ち消して引っ張り合いをしてしまうのです。ですから、その場合は同じような特性を持った方を集めて、バラバラで意見を聞けば問題ありません。

進行のリーダー2名がまとめた案に対して、どのようなアプローチがあるのかを、ポジティブ系の方に質問します。そうすると湧き出るアイデアが山ほど出てきます。実現できるかどうかは別として。山ほどアイデアが出たらポジティブ系の方にはちょっと一休みです。

次にそのアイデアを持って、ネガティブ系の方にどう思うかを確認します。そうすると、こちらも山ほど慎重な意見が出てきます。これはリスク回避に使えるアイデアです。

ネガティブ系の方が持ってきたアイデアを踏まえた上で、ポジティブ系の方にもう一度確認します。でも、これならできるんじゃない?というアイデアをもらいます。

そこにまたネガティブをぶつけてみる。

双方アイデアが出尽くしたら最適化されたプロジェクト内容が完成します。

一般的な進め方が失敗するのはなぜ?

一般的なプロジェクトの進め方ですと、大きなテーマがあって、役割を決めて、進行状況を確認しながら動きの良い人がまとめながらなんとか行う。だけどギリギリになって不具合が見つかる。前もあった同じようなミスが起きてしまう。その修正を繰り返してるうちに納期になってしまう。というものが大抵の結果になります。

やはり人が携わっている以上は人によって進むのか進まないのかが決定してしまうのですね。

どんなに優れたタスク管理ツールがあっても、全員が共通の使い方でしようしなければ100%のパフォーマンスを発揮することができませんね。真面目に行う人もいれば、行い人もいたいりとなり、逆に以前より多くの手間が増えただけという新たな問題にもなりかねません。

ですからY様に行っていただきたいのは、2名のリーダーの決定と、どちらかというとポジティブな方、どちらかかというとネガティブな方という特性を見極めて、チームの振り分けを行ってみてください。

大枠のプロジェクト内容、進行内容はY様とリーダー2名で相談します。都度の報告、状況はリーダから報告を受けることで、Y様の営業活動の時間にも影響することは減ると予測されますし、緊急の相談事項以外は、指定時間 例えば午前9時から12時までにお願いします。とか、午前中にきたものは午前中に返答します。などのルールも決められると時間の確保も可能になりますね。いつでも連絡できると思われてしまうと、本当にいつでも連絡されてしまいますので、ここからここまでしかダメなのだと認識をしてもらうと、指定時間に合わせて報告をしようとスタッフも考えてくださるので、時間管理術も活用くださいませ。

最後に、

コミュニケーションを取れば物事がスムーズに進むと考えがちではありますが、どうしても話が平行線をたどってしまうというケースも多々あります。平行線をクロスさせるためにずっと交渉を続けるのは時間の無駄な場合もありますので、その見極めは重要になります。決して全てが無駄とは思っていませんよ。お互いを理解することでスムーズになることも知っています。ただ、しっかりと見ていかなければならないのが、プロジェクトの進行で意見が合わないのか、性質的に意見が合わないのか。という点です。水と油では分離してしまうので、水は水で、油は油で特徴を生かした状況を作ってあげるのがお互い心地よい状況で進行できると私は考えております。

一度試していただいて、ここはどうすれば良いの?という点がありましたら、お気軽にご連絡くださいませ。

リデザインを終えて

ふと身近にあるものを写真におさめる。

色を変えてみる。

そうすると、普段気づかない感情に気づく。。。。のか??

あなたは どうですか??

コップ リデザイン 最適化

 

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